
予防はいつするの?
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接種スケジュール
定期接種として生後1歳までに3回、2歳までに4回目を接種し、
任意接種として就学前に5回目の接種が推奨されています※1。定期接種
定期接種としてポリオワクチンの接種が定められている年齢は、生後3ヵ月から90ヵ月(7歳6ヵ月)までです。
標準として、生後3ヵ月から生後12ヵ月までに3~8週の間隔をあけて3回接種してください(初回免疫)。
初回免疫終了後12ヵ月から18ヵ月あけて(最低6ヵ月以上)1回接種してください(追加免疫)。
過去の接種見合わせなどにより、標準的な接種年齢を越えてしまった場合には、未接種であると気づいた時点ですぐに接種することが重要です。標準的な接種時期を過ぎてしまった場合でも、公衆衛生等の観点から速やかな接種が推奨されています。
任意接種
不活化ポリオワクチンは接種から時間が経つと感染を予防する力が低下してきます。
4~6歳時に就学前の追加接種を行うと、ポリオ感染を予防する力がより高く維持されるため、日本小児学会から推奨されています。就学前の追加接種は任意接種(実費負担)になります。
日本小児科学会が推奨するポリオワクチン接種スケジュール
4~6歳での予防接種スケジュール(2020年10月版 日本小児科学会)
- (注7)
- 就学前児の百日咳抗体価が低下していることを受けて、就学前の追加接種を推奨
2018年度感染症流行予測調査による小児の年齢別の百日咳の抗体保有状況では、抗PT抗体価
10EU/mL以上の保有率は、9歳で30%未満。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/y-graphs/8788-pertussis-yosoku-erum2018.html - (注9)
- ポリオに対する抗体価が減衰する前に就学前の接種を推奨
- (注10)
- 小学校入学前の1年間
- (注12)
- 予防効果を確実にするために、2回接種が必要である。
①は1歳を過ぎたら早期に接種、②はMRと同時期(5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間)での接種を推奨する
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2023年4月1日版)
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20230710_vaccine_schedule.pdf(2023年8月3日アクセス)
より抜粋、一部改変 -
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/index.html(2023年8月9日アクセス)